スポーツの目的って何だろう・・・

こんにちは!だいちゃんです☆

 

みなさんは、そもそも何故そのスポーツを初めたのか、覚えていますか?

 

今日のテーマは“スポーツの目的”です♪

 

家族がやってたから

友人に勧められて

面白そうな部活だった

かっこいい先輩がいたから

女の子にモテそうだから

 

などなど・・・

 

きっと各々に色々な思い出が蘇ったかと思います。

 

ちなみに僕は『兄弟がやっていたから何となく・・・』でした。

 

ただ、それは単に始めた理由、きっかけであって

 

長く続けるにはそれなりの理由があったはずです。

 

競技にのめりこんでいく過程で、色々な感情と出会ったと思います。

 

勝ちたい

もっとうまくなりたい

ちやほやされたい

威張りたい

モテたい

プロになりたい

 

僕は「競技を長く続けることで、色々な目的と、想いと、そして成績という現実が絡み合って、どんどん難しくなっていきました。

 

そういった葛藤に阻まれて、自分がその競技を続けてきた本当の理由が見えなくなっていました。

 

しかし、まだ現役選手だった大学生時代、スポーツと全く関係のない、社会的に成功を収めている方にお会いした時に、そのことを思い出させて頂いたんです。

 

その時、こんなことを言われました。

 

「何でそのスポーツをやっているの?」

 

僕は

「勝ちたいからです。」

 

と、当然のように答えました。

 

すると、その人は

「そうか、それはいいね。」

 

と一言。そして続けて・・・

 

「それで、沢山の人に勝って、どうしたいの?」

 

と尋ねてきました。

 

「え、それは・・・えっと・・・。」

僕は言葉に詰まりました。

 

そんな僕に、その人はこう言ったんです。

 

「あのね、スポーツって、勝つこともあれば負けることもあるの。ずっと勝ちっぱなしってよっぽどないんだよ。だけど、俺と君がこうして縁があって出会って、君が話を聞いてくれるから話すんだけど・・・。

 

俺が君に期待することは、君が競技人生を終えた時に、胸を張って

 

『僕はこのスポーツをやっていてよかった。楽しかった』

 

って言える人間でいること。

 

それから、今からでもそうやって

 

『このスポーツが大好きでやっているんです。勝っても負けても楽しいんです』

 

って言えるようにすること。それだけだよ。」

 

僕はそこで気が付きました。

 

元々始めた理由は兄弟だったけど

 

十数年も同じ競技を続けてきたのは

 

楽しかったから

好きだったから

 

なんだという事に。

 

長く競技を続けていると、目的が「勝つこと」にすり替わってしまって、自分が楽しいからやっていることを忘れてしまいがちです。

 

この出来事がなければ、僕はそのことに気づかないまま、競技生活を終え、自信を失ったまま社会に出ていたと思います。

 

今、成績が残せずに苦しい思いをしている人がいたら

 

『自分は今、勝っても負けても楽しめているか』

 

を考えてみてください。

 

始めたての頃は、楽しくて仕方がなかったはずです。

 

その頃の気持ちを思い出して、今一度競技と向き合ってみて頂けると幸いです。