応援

こんにちは、だいちゃんです☆

今日のテーマは『応援』です。

サッカーW杯の試合に向けて、応援のコメントをしている方をテレビでよく見るようになりました。

そこで、ふと疑問に思ったことがあります。


『日本は、今日は勝てないとしても、なんとか引き分けて、勝ち点に繋げたいですね。うん、がんばれ、日本!』



…というこのコメントに、とても疑問が浮かんだ。

まるで、勝てない方が確率が高いようなことを真剣に言っているんです。


これは、果たして『応援』なのだろうか。



言霊の力が分かっていれば、こういう言い回しはしないはずです。


その前に、そもそも
選手が目の前にいたら、こんなこと言えません。


では、一体本当の応援とは、どういったものか。


少し考えてみました。


そもそも、応援の目的はなんなのか。

○応援している選手、チームが勝ったことで得られる喜び
○自国の勝利に沸く高揚感
○日本人である誇りを共感したい

そのようなことが、ほとんどではないかと思います。


それは、確かにステキなことです。


だけど、もう一個先のことを考えると


それらはつまり、プレーする選手がいて
統率する監督がいて

そして対戦相手がいて
審判がいて

種々様々な裏方さんたちがいて


それで成り立つ試合の上の勝敗ということを忘れ

ただただ、勝った負けたの結果に一喜一憂する。


そんな心境ではないのか、一度内省したみるといいかもしれない。
そんな風に感じます。


そういうことを踏まえて、もう一度よく考えてみると


スポーツの応援というのは

その試合を作り出し、演出している全ての人達が全ての力を、ケガやトラブルなく、素晴らしい試合を作り上げられることを願うこと。
つまり、その試合に関わる全ての方の、幸福を願うことではないでしょうか。


そういう心持ちで、応援してみると
勝ってもおごらず
負けても腐らず


ただただ、がんばった選手達への感謝の気持ちでいっぱいになり

また、次の試合も一緒に夢と希望を持てるようにと、祈りたくなるような

そんな気高い気持ちになりはしないだろうか。


…ふと、そんな風に思いました。


もちろん、冒頭のテレビで発言していた方が
現実的な状況を省みて、勝敗の行方を予測することが仕事であることも分かっています。


だけど、せめて
辛口評論家というものが、もてはやされるような風潮

もっというと

人の揚げ足をとったり、バカにしたりして笑いを取るような

そんな風潮が

早くなくなることを祈りたい

そんな気持ちにさえなるんです。


今日のお話がいつか誰かのお役に立てれば幸いです。
感謝してます。