知っている

こんにちは、だいちゃんです☆

今日のテーマは『知っている』です。


今日のお話は
ある程度の経験を積んでいる
または
めちゃくちゃ練習してきた

あるいは

練習では誰にも負けない
でも試合で負けちゃう

そんな方へ向けてのお話です。


今日、昔とった杵柄で
高校生の練習へ参加させてもらい
試合をしてきた。


そうして感じたこと。

始めのうちは、久しぶりすぎて
こんなプレーをしたいとか
こういう風に勝ちたいとかという
こだわり、執着がないから

ただ相手の動きに合わせて
相手のプレーに合わせて

身体の反応するままに任せていました。


それが

2試合め
3試合め

と積み重ねるうちに

「あ、そういえばこんなプレーもできてた」
「あ、ここで点数とられた、むかしはここ反応できてたのに」

なーんて、そんな執着が出てきました。


それに気づいたので
今度は意識的に
その執着を捨てようとしてみました。


そうすると、どんどんどんどん

逆に執着を捨てることに執着してしまい

プレーの幅が狭くなってしまいました。




そこで
このやり方は間違いだと思い直し
『いま、ここ』
に集中すること

相手に集中するよりも
相手の動き
もっというと
相手の微細な動きの起こり

に集中してみました。


そうすると、始めの頃のように
瞬時に身体が反応してくれます。


このとき、ちゃんと俯瞰していました。

『あ、こういう時は、こんな動きで対応するんだ』

と、自分の動きに感心している
もうひとりの自分がいました。


自分の身体は、経験を通して
いつ、どんな反応をすればいいのかを
完璧に知っているんだ

ということを、再認識しました。


だからこそ、完全に自由なんです。


何をしてもいい。


あれをしたい
これをしたい

あれもできる
これもできる


そんな考えはいらない


ただその瞬間に存在し続けるだけでいい。



そのために、
練習を繰り返して、自分の身体に経験を積んでいるんだ。
だから、始めにある程度の経験を積んだ人に向けてと言ったんです。

練習では強くても
本番に弱い人は、その練習でできていることを本番でできればいいだけなんです。


だけど、周りにそう言われても
出来ないものは出来ないんです。

それで、
「あー、おれはメンタル弱いんだ」
とか思ってしまうんですけど


そうではなくて、
ただ、その練習の時のうまくいった動きに対する
執着を捨てきれないだけなんです。



捨ててしまえば、いいんです。


大丈夫、あなたは強いんです。
練習チャンピオンと、練習で勝てないけど試合では勝てる人の違いは

その執着の差です。


両者が、本当に何の制限もなく
100パーセントの力をぶつけ合ったら
さて、どっちが勝つか


そんなものは考えるまでもなく
練習チャンピオンに決まってます。




あとは、手放すだけ。
自分の身体と心を信じるだけです。



具体的な方法としては

『相手をしっかりと見続ける』
ということ。そのことに集中し続けるんです。


一瞬。
また次の一瞬。


一瞬の連続です。


一瞬集中する。
また次の一瞬を集中する。


その繰り返しです。




それさえできれば、あとは、練習したものが勝つのは当然だな~。


そういうふうに、改めて実感しました。



身体と心に任せて、あとは
他人のプレーを見ているかのように
手放してしまう。


それが
一番手っ取り早く、楽しくプレーする方法かな

と、感じました。



今日のお話が誰かのお役に立てれば幸いです。

感謝してます。