こんにちは、だいちゃんです☆

 

今日はスポーツ選手それぞれが持っている形、つまり『プレースタイル』について考えていきます。

 

 

競技力を向上させたいと思い、上手な選手の真似をする。

 

これはごく当たり前に行われていることです。

 

 

日本一になった選手の真似をしていけば、日本一に近づくことが出来る。

 

 

これは間違いではありません。

 

『見習う』という言葉通り、見て習うんです。

 

ただ、ここで問題があります。

それは、直接その人から指導を受けるわけではないので、外から見てわかるような内に秘めた感覚や、心の持ち方を教わることはできないという事。

 

いや、仮に直接指導を受けたとして、それを言語化して伝わるように伝えてくれる指導者がどれだけいるのか・・・。

 

なのでそれに関しては、自分で磨いていくしかないと思います。

 

 

ただ、自分のプレースタイルを確立させることは、競技力向上の上では必須です。

ここでいうプレースタイルとは、真似をした形だけではなく、心の持ち方も含めてです。

 

 

では、このプレースタイルを確立させるには、どんな心持で日々のトレーニングに励めばいいのか。

 

 

自分に合ったプレースタイルが分からない。自分にはどんな才能があるのかわからない。

 

そんな人もいるかと思います。

 

中には、指導者に

 

『お前はここが優れているから、これを武器にしなさい』

 

 

と言われて、うのみにしてやってはいるがどうもしっくりこないという人もいると思います。

 

そんな人は一度、以下の事を考えてみてください。

 

まず大切なのは、目標を決めること。

 

 

この時の目標とは

『日本一になる』

『今度の大会で入賞する』

 

という、結果の目標ではなく

 

 

その結果を『何で』得たいのか。

 

もっと具体的に言うと

 

『どんなプレーでその結果を出したいのか』

 

という事。

 

 

つまり、自分はそのプレーでどんな表現をしたいのか。

 

 

という事を考えてみて欲しい。

 

 

そのうえで、それに近い人のプレーがあれば真似をしてみるのもいい。

 

 

何が言いたいかというと

 

漠然と真似するのと

 

『自分はこんなプレーをして結果を残すんだ』

という覚悟を持って真似するのとでは

 

得られるものに大きな相違がある。

 

 

自分の身長とか、身体能力とか、そういったものに近い選手の真似をする必要はない。

 

自分の中で

『こんなプレーをしたら楽しいだろうな』

という想いのまま、好きな選手の真似を好きなだけしてみるといい。

 

身長が160cmで、身長が180cmもある海外の選手の真似をしたってかまわない。

 

 

そうして真似してみて、うまくいかなければ

もう一度考え直して、うまくいきそうなプレースタイルをしている別の人のマネをしてみればいい。

 

要するに、目標を決めて、行動する。

 

 

これだけだ。

 

 

なんだ当たり前のことじゃないか。

 

と思うかもしれないが、実は出発点が大きく違う。

 

 

『日本一になりたいからこの選手の真似をする』

 

 

『日本一を、こんなプレーで自分を表現して、取りたいから、この選手の真似をする』

 

 

この目的意識の差で、マネをしていく過程で、得られるものが違ってくる。

 

 

前者は、完璧に真似をしようとする。

 

後者は、あくまでもプレーの参考であるから、柔軟だ。多少違っても、自分の中に落とし込める。

 

完璧主義と、不完璧主義では、圧倒的に不完璧主義のの方が柔軟だ。

いい意味で、気楽にできる。

 

 

競技はストレスを抱えてまでやるもんじゃない

 

 

というのが、僕の持論だから。

 

いや、それは違う。完璧にやるからこそ結果が出るんだ。

 

 

という人も中にはいると思う。

 

それはそれでいい。

その人の考えだから。

 

そんな風に、どんな考えでも受け入れられるようになった時に、心の持ち方もずいぶん変わってきて

 

プレー中の心の乱れも減ってくるんじゃないかな。

 

 

そう思っています。

 

ただ、僕がそんな風に思えるようになったのも、競技生活を終えてからのこと。

 

 

もしも、あのとき、もっと不完璧主義でいれれば・・・

 

という気持ちを込めて今日の記事を書いてみました。

 

 

 

とにかく、不完璧主義になって行動する。

真似をして、違うなと思ったら、また別の人の真似をする。

 

 

そのうちに、だんだんと沢山の人の真似をしたエッセンスがギュッと詰まって、自分のプレースタイル、形が確立してくる。

 

 

そうしたら、楽しく自分を表現できるプレーヤーになれるんじゃないかな。

 

と思います。

 

今日の話がいつか誰かのお役に立てれば幸いです。

 

感謝してます。