恐怖心
こんにちは、だいちゃんです☆
今日のテーマは『恐怖心』です。
この試合に負けたらどうしよう。
上手くできなかったらどうしよう。
いつも通りのプレーはできるかな。
なんだか相手が強そうだ。
そんな風に、試合前に恐怖心が現れることがあります。
そんな恐怖心に打ち勝つためために、メンタルトレーニングをがんばる方もいます。
だけど、そもそも
恐怖心の正体を知らないのに、それに打ち勝とうというのはおかしな話だ。
そこで、まずは『恐怖』の正体を探っていきたいと思います。
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人間には実は、健全なる恐れという物があって、その恐れは本能に由来しています。
どういうことかというと
遥か昔の人間は、暖房なんてありませんから、
冬が来たら凍死しちゃうな
と寒さに恐怖を感じます。
そこで、衣服を考えたり、住居を快適なものにしたり
知恵を出してしのぎます。
さらに、外に出れば虎に会うこともあります。
そんなときは襲われる前に逃げなきゃとか
いつまでもやられっぱなしじゃこの先も恐る恐る狩りに出ることになる
それじゃあ、狩りの効率が悪くなって飢え死にしちゃう。
それならいっちょ武器でも作って戦ってみるか。
とか、また知恵を出して、勇気を出して問題を解決していきます。
この本能的な『恐怖心』があるからこそ、人間はこうして進化してきました。
だけど、ことスポーツの試合においての恐怖心というものに関しては
これは紛れもなく
『幻想』
です。
大げさに言うと、その試合に負けても、別に死にません。
それでも、最初からその恐れ、緊張を持たないことはできません。
そんなときは
まず恐れが出るたびに、『これを失敗しても死なない』と思い直してください。
いくらか心が楽になります。
そんなこと、わけもないはずです。
プレーを委縮させると分かり切っている恐れは、念入りに想像できるけども
その反対のことはできません
というのはどう考えてもおかしいんです。
毒だと分かっていながら、毒薬を飲み続けているようなものです。
恐れをふくらまして、想像しておくことで、実際にそうなったときのショックを和らげようとするのは無駄です。
何度も言いますが、現代のスポーツで、特に日本で、
負けたら死ぬ
なんてことはありません。
プロじゃない限り、収入に直結することもまずありません。
もしも今後、試合前に『恐怖心』が現れたら
『あ、これは毒薬だ。おれは飲まないぞ。』
と強く思って、そんな毒薬はそっと置いておいてください。
心から追い出そうとしちゃだめです。
それと向き合った時点でアウトなんです。
無視しちゃえばいいんです。
それが、結果的にいいパフォーマンスに繋がるはずです。
今日のお話がいつか誰かのお役に立てれば幸いです。
感謝してます。