実践

こんにちは、だいちゃんです☆

 

今日のテーマは『実践』です。

 

 

なにか、プレーの参考になるような指導を受けたり

 

心を強く持つための方法を書いた本に出会ったり

 

そんな時に

 

その教えを理解しただけで

 

もうできたつもりになってしまう事が多々あります。

 

でも、これは言わずもがな

本当に理解したわけではないですよね。

 

だけど、ふとした瞬間に

人はこの間違いを犯しやすいのです。

 

実践なくして本当の会得はできないんです。

 

いくら空手の本を100回読んでも、実際に瓦を触ってみない事には

瓦は1枚も割れませんよね。

 

いくら水泳の本を100冊読んでも、実際に水の中に入ってみなければ

泳げるようにはなりませんよね。

 

それと同じで、教えを受けたら実践、改良あるのみです。

 

さてこのことを忘れたくても忘れられなくなるお話をします。

 

このブログでも何度か

登場している

『十牛』

という禅の教えの2番目に

 

『見跡』

 

というものがあります。

 

それは、牛(悟り)を追い求めていたものが

ついに牛(悟り)の元へとつながる足跡(経典や説法)を見つけた図です。

 

この時、この足跡を一生懸命たどらなければいつまでたっても

牛(悟り)を得られません。

 

足跡をみて、もうすでに牛(悟り)を得たと満足していては、

そこから何も成長がありません。

 

例えるならこれは

『月を指す自分の指を見て、この指が月だ』

と言っているようなものなんです。

 

指は月を指し示しているけれども

けっして指は月ではありません。

 

そんなことは分かっていながらも

1つのことに熱中すると、そのことすらわからなくなって

途中でもう何もかも分かったかのような気になってしまうんです。

 

その時点で、成長は止まってしまいます。

 

つまり、スポーツでも、自分の役に立ちそうな情報を

見たり、聞いたりしたら

 

なにはともあれ即実践です。

 

たまに、自分自身に問いかけてみてください。

 

『これは足跡だろうか。牛そのものだろうか。』

 

または

 

『これは月だろうか。それとも、月を指す指を見て月だと思っているのだろうか。』

 

と。

 

今日のお話がいつか誰かのお役に立てれば幸いです。

 

感謝してます。