ことば

こんにちは、だいちゃんです☆

今日のテーマは『ことば』です。


例えば、普段の生活の中で
仲の良い人に相談を受けたとして


その相談内容が
愚にもつかないような
愚痴、泣き声、悪口の
オンパレードだとしたら、どうするか
考えてみてください。



「そうそう。なるほど。へー、それはあなたがかわいそうね。うんうん、その人はダメな人ね。あなたは何も悪くないわ。」


という風に、同調、同情するでしょうか。

それもまた、優しいように感じます。


ところで、
言葉の大切さ
というのは、古くから人間の中で、特に日本では大切にされてきました。


「言霊」
というのは、まちがいなくあります。

そして、その言霊によって
人間が受ける影響というのも
まちがいなくあります。


それを考えてみると

先ほどの同調、同情は
まるで

首吊り自殺を図っている人の足を
下から引っ張っているようなものなんです。


または、
「この水は毒入りなのよ。これですぐ死ぬ訳じゃないんだけれども、私、飲まずにはいられないの。」


という相手に


「あらまぁそれな難儀なことね。さぁさぁ、気の清むまでたんとお飲みなさい。」


とすすめているようなものなんです。


だから、相手の言葉に注意深く気をつけていないと


気づかずに相手どころか、自分の気分まで落ち込ませてしまいます。



さて、こういう話は
特に珍しい話でもなくなってきています。
その辺の啓発本を読めば、口を揃えて

「言葉を大切に」
と、説いています。

さぁではここからが大切な話。


スポーツで、自分のプレーがどうにも上手くいかないとき

ちょっと振り返ってみてください。


自分の普段使っている言葉に
または、自分が普段耳にしている言葉に

果たして「毒」はなかったかな。


と。


これは、落ち着いた気持ちで自分自身の胸に
問いかけてみれば、すぐにわかることです。


「いや、だってしょうがないじゃないか。ニュースを見れば嫌でも否定的な言葉が耳に入る」


というように自分をかばっちゃいけません。


「友達の相談にものっちゃいけないっていうのか。だとしたら、友達がいなくなる」

というように自分で間違った弁護をしちゃいけません。


もちろん弁護通り
嫌な言葉を全てシャットアウトするのは
現代社会において、ほぼ不可能です。

そういうことをしていては、社会生活は送れません。


じゃあどうすればいいのか。


それは、その「否定的な言葉」つまり「毒」を

心の中に入れないことです。



もちろん、全く耳にしないことが一番です。
そんな否定的なニュースは見ない方がいいし
消極的な友人なら、いない方がいい。


だけど、そうもいかないなら


否定的なニュースを耳にしても
そのことを心に入れないことです。


わざわざ
「このニュースについて考えてください」
と言われてるわけではありません。


なのに、普通は
「いやなニュースだなぁ。俺の将来も不安だな」

と、すぐに自分のことと同じように飛躍して考えてしまう。

それどころか、ふと

「ねぇ今朝のニュース見た?あらあんた見てないの?大変なのよ…」

と、毒リンゴを持った魔女のように
自分では知らない人に知っていることを教えてあげる親切だと思って
他人にまで毒を与えようとする。


そんなことをせず
耳で聞いたら、そのまま聞き流してしまえばいいんです。


何も感じるな、何も思うな

というのは無理ですから、
そんな時は、楽しいことでも考えましょう。

それか、具体的になにか技術的な
イメージトレーニングでもしてみましょう。


自然と、否定的なニュースのことなんか忘れてしまいます。



「じゃあ、友人の相談はどうすればいい?これは聞き流せと言われたってできない。」


という方へ。

厳しいことをいうと
それは友人ではありません。
あなたに毒を飲ませようとしてる人は、
果たして今後付き合っていくに値するでしょうか。


それでも付き合いを続けたいなら
心中するつもりでいくか

あるいは
「そういえば、この間こんな話を聞いたんだけど…」

といって、このお話をしてあげるか

どちらかしかないです。


そんな風にして
自分から「毒」を切り離す練習をしていると


自然と身体と心が本来の力を出せるようになります。



こんな話をしても
ほとんど誰もそんなことをしていないし

していたとしても、誰も自分からそんなことを明かさないでしょう。


賢い選手は
勝手に毒から離れて、自然と結果を出します。


それは当たり前の話で

みんな酔っぱらい状態のところに、一人だけシラフで試合を申し込んだら

よっぽどの力量差がないかぎり
そうそう負けはしませんよね。



みんな、「毒」を毎日取り続けています。


あなただけでも
気がついたらこの「毒」から離れる練習をしてみてください。

そしたら、色んなことに気づきます。


スポーツだけにとどまらず、色んなところで役に立ちます。


ぜひ、騙されたと思って、やってみてくださいね。


今日のお話が誰かにお役に立てれば幸いです。

感謝してます。