本当の集中

こんにちは、だいちゃんです☆

 

今日のテーマは『本当の集中』。

 

集中力を高めるための超実際的な方法をお伝えします。

 

このことは、現役時代に知っていれば

全ての問題が解決したんじゃないかと

悩むことは何もなかったんじゃないかと

 

そう思う程効果のある方法です。

 

 

集中力とは、注意力をある事柄に振り向けていられる時間の長さで表します。

 

しかし、ここで理解しておかなければならないことが

 

『注意』にも二色あることです。

 

それは

『有意注意』と『無意注意』。

 

私たちが普段使っているのは『無為注意力』の方。

 

無為注意とはどういうことかというと

普段何も考えず、ぼーっ歩いている時に

突然、横道から変な人が出てきたり

あるいはキレイな女性が出てきたら

 

その瞬間、ふっとそちらを見る。

 

または、突然隣の家の犬が大きい声で吠え出したから

びっくりして、そっちの方向を見る。

 

 

これが無為注意。

これは誰でも持っている。犬や猫でも、持っています。

 

 

では、有意注意とは何か。

これは人間だけが持っている注意力です。

 

ある一つのことに注意力を振り向け

今度は別のものにふっと注意力を全て振り向ける。

 

要するに、自分が思った方向に、自在に注意力を振り向けることが出来る力。

 

 

これがあれば集中することはわけがなくできるんです。

 

 

ただ、わけがないとは言っても、その感覚を得るには努力が必要になります。

 

どんな努力かというと

 

それは、『心をおろそかに使わない』という事。

もっと噛んで含めて言うと『雑念、妄念を心の中に入れない』という事。

 

 

さらに分かりやすくいうならば

『目の前のことだけに心を振り向け、他のことは一切考えない』

 

という事。

 

言うは易し、けれども、本当にこれをやってみようと思うとなかなか難しい。

 

特に、現代は情報が氾濫していて

 

一瞬たりとも心を一つのところに置いておくことが出来ない。

 

今まさに

『さて、今日は何しようかな』 

なんて考えていたり

『有意注意?なんだろ。詳しくはググってみようかな。』

 

なんて考えていませんか?

 

それが既に、心が分散されている状態なんです。

 

そうではなく

一心に目の前のことに取り組む。

 

ご飯食べながら、他のことを考えない。

 

なにか簡単なことをするときも、そのことに100%心を振り向けて使う。

 

そんなような心の使い方が出来るようになると

今度は、思いのままに自分の心を対象を絞って振り向けることが出来るようになる。

 

 

例えていうなら、懐中電灯を、自分の思った方向に集中して照らすことが出来るように、心を使えるようになる。

 

それが出来ないうちは、懐中電灯があっちに行ったり、こっちに行ったり。

こっちに来たかと思えば、すぐ向こう向いて、変な方向を照らしている。

そんな状態なんです。

 

そんな風に、自在に注意力を操ることが出来るようになれば

いとも簡単に、集中することが出来る。

 

 

試合中、一瞬でも他のこと考えてませんか?

 

あれ、彼女見に来てるかな?

なんて、ふとした瞬間にでも、思ってはいけないんです。

 

そうしたときに、本当の集中というものから遠ざかってしまう。

 

恐怖もしかり。

『あー、これ負けたらどうしよう。また監督に怒られる。』

 

だなんて、そんな消極的な感情は一切心の中に入れてはいけないんです。

 

 

「いや、おれはちゃんと試合中は100%相手に集中している。」

 

という方も一度考えてみてください。

相手が予想だにしないプレーをしたとき、ビックリしていませんか?

そういうのは集中じゃなくて、傾注と言うんです。

 

注意力を傾けているだけだから、すぐに乱れる。

 

注意力を自らの意思で相手に集めていれば、相手のふとした準備動作すら、難なく見抜ける。

 

 

そんな風な心の使い方を、日常、スマホを触るときでさえ心がけていれば

あなたの集中力はとんでもないものになります。

 

 

それさえできれば、ある程度の競技力なんてものはすぐにつくはずです。

 

こんなことを、もしも学生時代に知っていれば

もしも教えてくれる人がいれば

 

なんて思いながら、今競技力が上がらずに苦しんでいる選手のヒントになればと思い

書きました。

 

今日の話がいつか誰かのお役に立てれば幸いです。

感謝してます。