どこに集中するか
こんにちは、だいちゃんです♪
今日は「集中」について考えていきます。
結果を残せない人と、結果を残す人は競技中に、どこに集中しているのかに大きな違いがあるのではないかと思います。
結論からいうと、結果を残せない選手は
「自分」や「相手」、それから「周り」と、集中が分散されています。
一方、結果を残せる選手は
「自分」あるいは「相手」
に集中し続けることができています。
つまり、『競技自体』
に集中できているのか
競技を通した
「自分の評価」
「成長度合い」
に集中しているのか。
その違いが、結果に影響すると思います。
じゃあ、優秀な選手はどうやって『競技自体』に集中しているのか。
その方法が分かれば、今、スポーツで悩んでいる人が結果を残すようになれるのか。
100%そうなるとは言えないが、仮説を立てて試してみる価値は大いにあると思う。
技術と同じように、心の持ち方や集中の仕方も、うまくいっている人間の真似をすることはできる。
ただ、一つ問題は、結果を残している選手がその瞬間にどんな集中をしているのかは、推し量るしかないという事だ。
ちなみに、僕が競技生活を通して最後に立てた仮説は
『今、ここ』
に集中することではないか、という事です。
『相手』とか『自分』とか
一旦置いておいて、
『今の今。今のど真ん中』
に集中すること。
次の瞬間のことを考えず、その瞬間、最高のパフォーマンスをすることに集中する。
そうすることで、結果的に次の瞬間に最も適当なプレーに移り変わることができ、連続して最高のパフォーマンスをすることが出来る。
有名な宮本武蔵の五輪書にも出てくる、いわゆる『残心』というやつだ。
『今』
と言った瞬間、もう過去になっている。
だから、そんなことを考える前に、その瞬間のカラダの動き、心の動き、環境の動きに本能的に反応できるように感覚を研ぎ澄ましていく。
動きのオートメーション化という意味ではなく、脳に刺激が届く前に反射で臨機応変に対応できるようにする。
その為に、鍛錬、トレーニングでカラダと心に、正しい動きを覚えこませる。
しかし残念ながら、これは仮説でしかない。
オリンピックで優勝するような選手が何を考えているのかは、自伝でも読み込むしかない。
だけど、それを言語で表現しきったとして、読みこんだからと言って自分自身も身につけられるとは思えない。
結局、自分で考え、試していくしかないような気がする。
そんな中で、一つ、僕が最後現役時代に試すことなく終わってしまった『仮説』がある。
それは、『今、ここ。今のど真ん中』に集中して、最高のパフォーマンスをするための具体的な心の持ち方だ。
それは『いま、その競技を心から楽しむこと』だ。
以前も言ったが、競技歴が伸びるほど自分がそのスポーツが好きだという事を忘れてしまう選手が多い。
それを忘れずに、うまくいってもいかなくても、楽しむことが出来れば、その瞬間のプレーに100%集中できると思います。
その為のもう一つ、実際方法として・・・
『笑顔』
を作ること。
プレー中、口角を少し上げて笑顔を作ってみよう。
怖い顔していないと、イエローカードが出て、違反になる
なんてルールは聞いたことがない。
もしも万が一、
『プレー中に笑うなんて不謹慎だ。』
と言われたら
『周りの人に怖い顔見せてる方がよっぽど不謹慎だ。』
という風に、自分を励ましながらでも、いつも笑顔、微笑を絶やさないようにしよう。
笑顔は気持ちを緩める。
カチカチに緊張していて、良いパフォーマンスは出来るはずがない。
そんないきさつで、20年も競技を続けていて、最後の最後にそこに行きついた。
そんな簡単なことを考え付くまでになんと長い年月をかけたんだろう。
そしてその仮説を試し続ける時間もなく、僕は競技人生を終えた。
これは単なる成績を出せなかった選手の仮説かもしれないが、単なる仮説じゃなく、20年悩みぬいた結果の仮説だ。
今、スポーツで悩んでいる人がいたら、1か月ばかり試してみて欲しい。
何も難しいことじゃない。
ちょっと口角を上げてプレーしてみてください。
それで、もし怖い顔の方がいいプレーが出来て、集中できるなら、そっちに戻せばいいだけですから。
とにかく、20年悩みぬいてたどり着いた仮説を、そこから先、21年目はあなたの手で改良していけばいいだけなので。
あなたは長年悩むことなく、三流選手の20年目の答えを試すだけでいいんです。
役に立つかどうか、僕にも分かりません
。
ここから先は、あなた自身が試して、あなた自身の目で確かめて行ってみてください。
今日のお話が、いつか誰かの心をほんの少しでも軽くして
誰かのヒントになれば幸いです。
感謝してます。